田んぼ。
石垣島はとても暑くなっております、私も冬眠から覚めねばなりません。
本当に寝てたわけではありませんよ。
この時期はやる事がたくさんあるのです。
さて言い訳はこれくらいにして…。
先日の日曜日、石垣島は市長選挙の日でしたね。
我が家族は選挙ついでに田んぼへお散歩に行きました。
田んぼはまだ稲を植え付けたばかりでした。
さえぎるものがないので、水上を通ってきた風が涼しいです。
畦道を歩いているとやたらと衝撃的な色をしたものが目に入ります。
なかなか自然界には無いカラーです、明るいピンク色。
これは実は卵です。
正確には卵の塊、卵塊ですね。
卵の主はこちらの方。
スクミリンゴガイです。
よく見ると田んぼにはたくさんの殻が落ちています。
薬で死んだ個体でしょう。
スクミリンゴガイは要注意外来生物。
米農家ならば知らない人はいないくらいの嫌われ者です。
やわらかい葉が好物の彼らは稲の新芽も食べてしまいます、嫌われるのも納得です。
リンゴガイも特定外来生物のアフリカマイマイと同様に最初は食用として導入されたみたいです。
しかし、寄生虫の影響で受け入れられずに逃げ出し帰化したというオーソドックスな帰化動物ですね。
かなり大型の巻き貝なので、みつけるのも観察もとても簡単。
交尾してる姿なんかも見る事ができました。
外来生物と毛嫌いせずに観察してみるとなかなかおもしろい生き物ですよ。
ぜひ探してみてください。
そのかわり、田んぼには稲が植えてありますから踏み荒らしたりするのは絶対にしてはいけませんよ!
そしてリンゴガイをさわったら必ず手洗いをしましょうね。
関連記事