拾い物。

川平湾探検隊

2009年10月08日 11:36

本土では18号台風が大暴れ、ニュースが大騒ぎですね。

私の実家からはとりあえず無事との連絡がありました。

ホッ。

こちらはまだ台風の影響が残る石垣島。


普段は静かな湾奥ですが、白波がたっています。

台風の後というのは浜にゴミやらナンヤラ流れ着きます。

ゴミにはたまにおもしろいものもありますが、所詮はゴミです迷惑なものです。

台風の後に流れ着くもので私が楽しみにしているもの。

やはり、これ。


漂着種です。

今日は珍しいのが流れ着いてました。


これはモダマの種。

モダマは日本最大級のマメ科の植物です。

昔はよく流れ着きましたが、最近はとんと少なくなりました。

さみしいですね。

いまだにツルを切り倒して鞘ごと採る最悪な連中は健在らしく、モダマの減少に影響がないとは言えないでしょう。

今年はここの浜では初めてのモダマです。

やっぱりモダマを見つけると何だかテンションが上がります(笑)。


こちらはニッパヤシ。

西表島が北限のセミマングローブです。

海水に浸かるような場所にはえる珍しいヤシの仲間。

つまりこの種は海を渡ってこの湾奥に流れ着いたわけです。

ロマンがあります、私が漂着種が好きな理由の1つです。

海や川を流れ流れてたどり着いた傷だらけの種、ピカピカのキーホルダーのモダマなんかよりずっと魅力的ですよ。

ニッパヤシの種はまだ発芽能力がありそうなので、バケツに水でもはって植えてみようと思います。

この他にもテリハボクやオキナワキョウチクトウやハテルマギリなどの種がたくさん流れ着いてました。

今日辺り、浜をぶらぶらするのも楽しいかもしれませんよ。

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