2009年06月30日

種の季節。

もう6月も終わりですね、今年も半分終わったという事ですね。

早いなぁ。

今朝は用事があったので、海岸防風林をうろちょろしてきました。

すると林床に不思議な植物が…。



これは不思議な形。

ツクシみたい。

先っぽのアップです。



完熟すると茶色になり自然に弾ける仕組みみたいです。



中の種はペラペラでものすごくたくさん入っています。

風で種を飛ばすシステムでしょう。



さて、これは若夏の頃に花を咲かせていた植物です。

何かわかりましたか?

正解はテッポウユリです。

テッポウユリは暑い夏は休眠します。

百合根と呼ばれる球根状態で暑い暑い季節を乗り切ります。

また来年、美しい花を見せてくださいね。

  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:16Comments(0)TrackBack(0)植物

2009年06月25日

懐かしい。

今朝、訳あってちょっと沢登りをしてきました。

本当に少しだけど。

その場所は学生時代によく行った場所で、私のホームグラウンド的な場所だった。

ここ最近はとんと来ていなかったので、ひさしぶりに故郷に帰ったような懐かしさを感じた。

しばらく行くと…。

はっ!

もぎ。

モグモグ…。

シャクシャク…。



あまりの懐かしさにかじりつきました。

マスカットに近い味がする、フトモモです。



見た目はビワに似ていますね。



フトモモは沢添いを好む植物です。

植栽すればどこでも育ちますが、自然界では沢添いが多いです。

昔はこれを摘みに来てるおじさんがいたけど、最近は来なくなったんかな…。

たくさんなっていました。

時期的には終わりの時期という事になるんでしょう。

完全に黄色に熟したものしかありませんでした。

フトモモの仲間にはレンブやジャボチカバなどの果樹からテンニンカなどの花木も含まれます。

花もきれいだし果実も食用になる素晴らしい木ですが、イマイチ人気はありません。

それはやはり自然の中でもぎって食べるのはうまいけど、家で食うほどうまくないという事でしょうね(笑)。

とにかく偶然に感謝した懐かしい出会いでした。  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:47Comments(0)TrackBack(0)植物

2009年06月23日

鳥の声。

今日は慰霊の日ですね。

私も沖縄に住むまでは、沖縄の慰霊の日は正直知りませんでした。

恥ずかしい話ですが今でも由来などは知りません、誰かが自決した日とか聞いた事がありますが…。

しかし、娘や息子がある程度大きくなったら一緒に勉強しに行きたいです。

沖縄ではこんなに悲しみが残っているのに、世の中では戦争の記憶が薄れてきています。

忘れてはいけないもの、無くしてはいけないものがどんな事か考える日にしたいと思います。

さて、昨日から強風が吹き荒れています石垣島。

台風の影響でしょうが、長いですね。

昨日でおさまるかと思ってましたが、今日も凄く吹いています。

今日の話は浜で拾った種の話です。

この種は何の種かわかりますか?



正解はサキシマスオウの種です。

石垣島にもあるんですが、西表島の巨大な板根を持つ樹が有名ですね。

テレビや写真で見た事あると思います。

この種はたまに海岸に漂着しているので、石垣島や西表島で探せば見つかるでしょう。

これも私が湾奥の浜で拾ったものです。

振ると中でコロコロと音がします。

もしそんな種を拾ったらヘタの部分に穴をあけてみましょう。



こんな感じ。

さて、ビンを吹いて音をだして遊んだ事がありますか?

それと同じように吹くとホ〜という音が出ます。

この音はズアカアオバトの鳴き声にそっくり。

単調な音しかでない簡単な笛ですけど、なかなか素朴で良い音がしますよ。


  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:33Comments(0)TrackBack(0)自然観察

2009年06月22日

嫌われ者。

今日紹介する生き物は、はっきり言って嫌いな方が多い生き物です。

さてさて、あなたは好き?嫌い?

この昆虫。



そうゴキブリです。

やはりゴキブリに嫌悪感を持つ人が多いのは、沖縄ならばワモンゴキブリの影響が大きいでしょう。

なんとも不衛生な姿、アブラギッシュなテカリ具合、飛ぶ、等々。

嫌いな理由は数あれど、なぜかワモンが嫌いじゃなくてゴキブリが嫌いになってしまっている。

カミングアウトすると、私はゴキブリ愛好家です。

何種類ものゴキブリを飼育しています。

八重山自生のものから外国のものまで、なかなか奥が深い生き物です。

あ、話がそれましたね。

上の写真のゴキブリは、オガサワラゴキブリというゴキブリです。



彼らはこういった落ち葉溜りなどに棲み、落ち葉などを食べる優秀な分解者です。

その能力の高さから生ゴミ処理などに利用している方もいるくらいです。

♂。



♀。



幼虫。



♂は細身で飛ぶことが可能、♀はお尻が大きくて飛べません。

幼虫はダンゴムシみたい。
オガサワラは昆虫では珍しい卵胎生です。

卵ではなく小さな幼虫を産みます。

ワモンやチャバネから感じるような不衛生さはまったくありませんよ。

ゴキブリとはむしろ清潔な環境を好む種が多いのです。

清流や深い森がなくなると生息できなくなる種もたくさんいるのです。

ゴキブリというだけで嫌がらないで、温かい目で見てやってくださいまし。

最後に我がペット。

マダガスカルゴキブリ。



ほ〜ら、かわいい(笑)。

  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:12Comments(0)TrackBack(0)昆虫

2009年06月20日

よ〜く見てみよう。

今日は私の大好きな爬虫類をよ〜く観察してみましょう。

選んだ爬虫類は日本に生息する唯一のアガマに分類されるトカゲ。



キノボリトカゲです。

沖縄本島のものはオキナワキノボリトカゲ。

先島地区のものはサキシマキノボリトカゲと呼びます。

見た目というか体色が違うみたいです。

性格はオキナワは温和な性格らしいですが、サキシマは気性が激しいようです。



口を開けて威嚇、スキあらば噛み付きます。

キノボリトカゲはその名のとおり木登りが大の得意。

捕まえようとした事がある方はわかると思いますが、木の幹を裏へ裏へと螺旋を描くように逃げていきます。

今日はその木登りに特化した身体を観察してみましょう。



木登りしているキノボリトカゲを観察すれば、長いしっぽはバランスに重要だという事がよくわかる。

トカゲというと尻尾を切り離す自切という行為が有名だけど、キノボリトカゲはまず自切はしない。

野性でも尻尾がない個体はほとんど見ない。

それくらい尻尾は重要な部位なんだろう。

次は前足を見てみよう。



地上性のトカゲよりも指が長く、枝などを掴みやすそうだ。

指先にはしっかりとした爪があり、まさに木登りのための手だ。

次は後ろ足。



前足よりも更に長い指。

前足が掴むなら後ろ足は引っ掛けるだろう。

しっかりと掴むというよりは広範囲に広げて引っかけ安定感を保つ役割が強いみたいだ。

もちろん引っ掛かるように指先には爪がある。

今回はキノボリトカゲをじっくり観察しましたが、一種の生き物をじっくり観察するのも実に楽しい自然観察です。

生き物を見て考える、なかなか有意義な時間ですよ。

  

Posted by 川平湾探検隊 at 11:44Comments(3)TrackBack(0)爬虫類

2009年06月19日

花盛り。

今日はこの時期に花盛りを迎える植物の話です。

石垣島の海岸ならばどこにでもある植物。



ハマオモトです。

オモトとは於茂登岳のオモトではなく、昔から園芸植物として愛されている万年青のオモトだと思われます。

詳しくはわかりませんが、きっと形が似てるのと同じヒガンバナ科という事だと思います。

葉の付け根からニョキリと伸びた花穂の先に何輪かの花がまとまって咲きます。



白いとても美しい花です。



長く伸びた雄しべとクルリと巻いた花びら。

花一つとって観察してみれば、実に珍奇で面白い形をしています。



花の下にある少し膨らんだ部分が将来、種になるところです。

受粉する確率はかなり高く花の時期が終われば今度は房状になっている果実を観察できます。

種は形状もなっている姿も面白いので、また時期がきたら紹介しますね。

万年青と呼ばれるオモトはたくさんの愛好家がいて品種もたくさんあります。

ハマオモトは似て非なる植物ですので、あまり品種はありませんが赤花や斑入りなんてのを稀に見ることがあります。

  

Posted by 川平湾探検隊 at 11:14Comments(0)TrackBack(0)植物

2009年06月18日

夏の使者。

先日、草むらでこんなものを見つけました。



ついにコイツ達の季節になりましたね。

夏の暑さを盛り上げてくれるクマゼミです。

昨日は成虫の姿も観察できました。

写真は撮れませんでしたけどね。

鳴くのは午前中が多いです。

黒くて大きな姿と個体数の少なさから、私の故郷の愛知県では捕まえるとヒーローでした。

向こうは主力がアブラゼミでしたね。

最近は温暖化の影響でクマゼミが増えてるらしいですよ。

調べたわけではなく情報だけなので、何とも言えないのですが…。

暑い沖縄では主力のクマゼミ。

デイゴやセンダンの木を好みます。

子供達の虫採りもクマゼミ中心でしょうか。

今日も午前中に少しですが、鳴いていましたよ。

今は雨が降ってきたので、セミ達はお休みですかね。

そろそろ梅雨明け、いよいよ夏本番です。



脱け殻がたくさん見つかる季節ですよ。
  

Posted by 川平湾探検隊 at 11:54Comments(0)TrackBack(0)昆虫

2009年06月16日

王者たるもの。

日本における最大種というのが、沖縄にはかなりたくさん生息しているのを知っていますか?

ゴキブリやハゼなど。

今日はそのひとつを紹介します。

そう、今日は悲鳴をあげる方もいるかもしれません。



オオジョロウグモです。

オオジョロウグモは日本最大級のクモ。

去年か今年か忘れましたが鳥を食ったというのが新聞に載りました。

日本にもバードイーターがいる事にも驚きましたが、反面胡散臭い印象を持ちましたね。

でも、その気持ちを晴らすようにコイツを見つけました。



なんという大きさ。

これならばメジロなどの小さな鳥ならば食べてしまうでしょう。

お尻の太さは親指と同じ。



こちらはよく見かける大きさのオオジョロウグモ。



十分でかいけど鳥は食えないね。

このクモを見て悲鳴をあげる人はやはり女性が多いかな?

最近は男性もダメな人多いですけどね。

しかし、このクモは女性です。

何も調べずにでもわかります、立派な巣を持ちでかいのは♀です。

なぜなら♂はとても小さいから。

♀には立ち向かえません。

交尾をする時も気に入らなければ食べられてしまいます。

かわいそうな♂。

やはり、女性は強いですなぁ〜。


  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:22Comments(0)TrackBack(0)節足動物

2009年06月15日

雨の恵みか被害か。

梅雨だというのにほとんど雨が降らなかった石垣島にも、土曜日の夜に雷をともなった凄い雨が降りました。



落雷の被害もあったみたいです。

いつも聞いてるラジオ沖縄がかからないのは、何か関係あるんだろうか?

ラジオがないと静かすぎるな。

あの晩は名蔵でも停電して、ボケ〜ッと見ていたターミネーター2もストーリーがわからなくなってしまいました。

さて、雨の量も相当ふったらしく赤土の流出もかなりのものです。

道路が畑から流れ出た赤土で埋もれてるなんて風景もみました。



未舗装道路はえぐったように流されてた。

さて現在の石垣島農業にとって雨は味方であり、敵であるように思います。

天水は植物をとても活性化させます。

人間が水をまくなんて比ではない程、生き生きとさせてくれます。

その点では味方。

その反面、表土を流してしまうので大雨は厄介者でしょう。

しかし、本来は大雨って厄介者なんでしょうか?

これはあくまでも私の考えなのですが、大雨なんてものはたまにしか降りませんよね。

地上に降った雨はある程度有機質を運び川に流れ込みます。

普通の雨より凄く多いのが大雨。

雨水によって増水した川は干潟や海に流れ込みます。

たくさんの有機質が流れてきたおかげでカニなどの分解者は活性化します。



赤土さえ含まれていなければ、たまの大雨はむしろ自然界では歓迎すべきものなんではないかと…。

つまりは干潟のご馳走。

そう考えるわけです。

雨で濁った川。

赤土さえ無ければこんな色です。



今日はカニ達が元気です。

あっ、ラジオがついた!

  

Posted by 川平湾探検隊 at 11:58Comments(0)TrackBack(0)自然観察

2009年06月13日

上を向いて歩こう。

山や森の中では、自分の目線や足下はよく見ますけど上って向きますか?



ふと見上げれば木漏れ日溢れる、エネルギーに満ちた樹冠。

同時に見えるのが葉の裏。

実は葉裏は生き物達の隠れ家。

暑い日射しを避け、のんびりと休むもの。

息をひそめて獲物を待つもの。

そして葉をかじるもの。

その目的は様々。

この時期、一番多いのはナナホシキンカメムシ。



明るい林の中にはたくさん見られます。

時には集団も…。



稀に20匹くらいの大集団も見る事もあります。

こいつらは3匹組でした。



オオバギの幹を力強く登っているハブカズラ。

お日様を求める力は凄い。



ヒカゲヘゴの葉裏には胞子のうがたくさん。

風に乗せ子孫を殖やす。

たくましきシダ。



切り絵職人もいた。

細かい細工だ。

射し込む日が美しい。

ハムシの食痕は芸術的だ。

探す手間がいらない様々な食痕。



何が食べたのか推測するのも楽しい。

食痕の新古で食べた主を見つける事も可能だ。

私は食痕を見るのが好きだ、なかなか特徴的な食痕が多く個性に溢れる。

気にしなければ何のこと無い虫食いも、立派な自然観察。

皆さんも機会があったら、たまには上を向いて歩こう。

あっ、足下には気を付けて!

  

Posted by 川平湾探検隊 at 12:21Comments(0)TrackBack(0)自然観察